【誰にでも居場所がある】
わたしはオーストラリアで、いくつかの美容室で働きました。
どこの店もワーホリや学生を雇ってくれるお店は、スタッフの入れ替わりが早く、お客さんもそれに慣れているという感じ。
働く環境も、正直言って正当ではないという事がけっこうありました。
どうせ働くなら、オージーと同じ環境で働きたい。
ローカルの企業に就職して、しっかり働くというのが希望でもありました。
いくつかの美容室を経て、遂に「わたしでも尻込みせず、堂々と働く事ができる店」に就職することができました。
コミュニケーションが短くて済む事。
自分で自信が持てる分野の店。
それはカラーをせず、カットだけで男性客が少ない(バーバーカットしない)お店で、そんな店が存在していたのです。
自分のコミュニケーションスキルと美容師スキルのニーズがその美容室と合致し、しかも引っ越し先から徒歩圏内、求人募集中という偶然が重なり、すぐに働けることになりました。
わたしのほかにアジア人美容師もいたし、その他いろんな国出身の美容師さんたちと、オージーのオーナーの下で働く事になりました。
そこが、なんとも居心地よく、今もその系列店で働いています。
誰にでも合う場所があるのです。
コミュニケーションが苦手な美容師のわたしが最終的に選んだ場所は、カットのみをするお店でした。
外国人のカラーはわたしにはちょっと複雑で、長時間接客をするのが苦手。
ならば短時間で勝負、といった感じです。
自分の場所を探す、大変かもしれませんがすごく楽になれるんです。