【誰にでも始めがある】
語学学校で友達が増えると、同じクラスの学生達にわたしに髪の毛を切ってほしいお願いされるようになりました。
これがオーストラリアでの美容師デビューでした。
顔見知りで同じ学生というハードルの低さから、英語の壁はさほど感じることもありませんでした。
と言っても数人の生徒だけだったんですけどね。
語学学校が終わり、いよいよ職場を探す時期に。
現地のオージー系列の美容室に行く自信はまだまだなく、現地の日系美容室で働くくとになりました。
そこは日本人とアジア系のお客さんが多いお店でした。
語学学校でのカットの経験があったので、日本人以外のお客さんのカットをする事にそれほど抵抗はありませんでした。
1日で環境に慣れることはありません。
そして、誰にだって「最初」があります。
その一歩を難しくせず、ハードルをできるだけ下げて始める。
はじめての場所、時はいつだって緊張するものです。
当時は最初のあいさつと、カウンセリングしかはなせていませんでした。
日本での美容師の経験があったから、腕は勝手に動いていた、という感じでしょうか。
そのお店は日系ということもあり、日本での美容室に似ていました。
そこに外国人のお客さんがポツポツ来るというかんじです。
わたしは運も良かったのかもしれせん。