パースでは親しい友人はまだできていません。
でも何回かお店で会ったお客さんと話が弾みました。
そこで出た話題は「日本に帰るときの洋服問題」でした。
わたしがオーストラリアに来てから2年目、9月ごろに日本の秋口に帰ったときの話です。
友人と待ち合わせをしたわたしは、残暑が厳しくてノースリーブの長め丈のトップスにスキニーパンツを着ていました。
湿気もあったし、長そでをきるような気候ではなかったのです。
しかし友人は長そでのブラウスにロングスカート姿でやってきました。
そして開口一番に言ったことは「あんた、これでも涼しくなってきたんだから、ノースリーブはないでしょ⁉︎」だったのです。
(あんた、とは悪い言い方ではなくすこし方言っぽいニュアンスで使われているようです。
確かに、日本に住んでいると季節の先取りで夏の終わりにブーツをはいてみたり、冬の終わりにはスプリングコートをきたり、体を張ったファッションがオシャレさんというイメージがあります。
わたしも日本での美容師時代はそうゆうところはかなり気にしていました。
オーストラリアでは年中夏です!みたいに洋服を着る事が多いし、春夏秋冬がないところもあるし、体感温度が麻痺しているのか日本のように季節ごとの洋服を着る事がなくなっていました。
わたしは冬服が大嫌いで、夏になると冬服を見るのも嫌で毎年処分するくらいクローゼットがほぼ夏服だったので、その時日本に持っていった服も必然的に夏服みたいな秋服しかなかったのです。
しかし友人に洋服について指摘された翌年からは、日本に帰国する際の洋服リサーチ、準備などをしてから帰るようになっていました。
それがけっこうストレスでした。
こんな経験があって、お店で会ったお客さんと話していると、彼女も同じような経験をしているとの事でした。
こうでなければならないというルールを作っていた日本在住時代、どんなでも本人がハッピーならそれでよいというオーストラリア在住時代を比べると、オーストラリア在住時代はかなりリラックスして過ごせているなあと感じています。
ちなみにわたし達が、日本にかえって最初にすることは、洋服を買いに行く事。
それからようやく友人に会ったり、街をあるいたり出来るようになるのです。
オーストラリアでリラックスしている分、帰国の際に凄くストレスを感じる。
そんな話で盛り上がったのでした。
日本にいるとあんまり気づかないかもしれませんが、本当にみんなおんなじような服を着ていて、客観的に見るとかなり面白い。
今度意識して観察してみてくださいね。