今までに行ったことのあるオーストラリアの日本食レストランでは鶏そぼろ丼があるところはことはなかったです。
鶏そぼろといえば、日本で早朝によく食べていたすき家の鶏そぼろ丼を今でもよく思い出すのですが、値段も安かったし、お腹もいっぱいになるし、味噌汁もついてきて紅しょうがは食べ放題。
早朝にセットの予約があったときには毎回行っていました。
オーストラリアにくるまでは実家に住んでいたので、自分で料理をした事もほとんどなかったし、実家ではやさい、魚が中心の食事だったので鶏肉なんて自分で買ったことすらありませんでした。
やっぱり日本のレストランは安くて美味しい。
家庭の味には負けるけどね。
オーストラリアで日本食を食べるとしたら、寿司かちらし丼、カツとじ丼、唐揚げ、天丼かとんこつらーめん、たまにうどんとかそばとか食べる感じ。
肉が苦手なので鶏肉かさかな、野菜メインのご飯になって、これくらいしか選べないんです。
正直言って飽きます。
で、日本のコンビニとかスーパーで売っていた惣菜やお弁当を思い出して、たまに日本食をつくったりするのです。
実家でも出てこなかったような料理とかをたべたくなるときもあります。
でもレストランにはないんですね。
料理はこちらにきてから本格的に始めました。
日本で当たり前に使っていたインスタントソースやレトルト食品は高いし、化学調味料を使ったものが多すぎて、お金を出してまでそんなものを買いたくないというのが本音なので、結局最初からつくることになるんです。
カレーもその中の一つ。
日本で使っていたようなルーは一年に一度使うか使わないか。
めんつゆも酒とかみりんとか混ぜて作ります。
うちのキッチンはいたってシンプル。
そしてイタリア人でシェフのパートナーがわたしの手料理で唯一たべるのがとりミンチと豆腐の照り焼きハンバーグ。
今日は作り置きとしてそれを作りました。
ちょっととり肉が余ったのでお弁当ようにそぼろもつくりました。
ついでに枝豆と炒り卵も。
作っているとなんだか気持ちよくなっていくんですね。
後片付けや準備は苦手ですが、出来上がったとりの照り焼きハンバーグとチャイニーズブロッコリー炒め、鶏そぼろをたべてみて、オーストラリアの日本食レストランよりいい仕事してるじゃん、と自分が誇らしくなりましたよ。
逆を言えば、オーストラリアの日本食レストランでは自分が作らないものや仕入れがむずかしいものしか頼まなくなったし、正直らーめんも自分で作れちゃうので日本食にお金を払うのがもったいないと思うようになりました。
日本では当たり前だった事がオーストラリアでは当たり前じゃなくなり、料理も1から作れるようになったのは海外移住のおかげですね。
今日は鶏そぼろ丼がいろいろと考えさせてくれました。
オーストラリアではかなり丁寧に生活してるなぁと感じます。