オーストラリアでは週末に働くと平日に働くよりも高くなる
ペナルティーレートといって1947年に労働組合などによって取り入れられた。
(土曜日は平日の150%、日曜日は200%。平日に時給$25で働いているなら土曜日は$37.5、日曜日は$50の計算になりますね。)
最近の消費者の行動習慣の変化やフレキシブルワーク(柔軟な労働体制)が会社に受け入れられているにも関わらずペナルティーレートは定着している。
目的は通常の平日の時間帯以外に働く従業員への報酬として会社が提供している。
現在では全ての会社がこの高いレートで給料を支払っているわけでないが、それでも週末の時給は高い傾向にある。
Penalty Rates & Allowances | Weekend & Holiday Pay | Employsure Guides
私はオーストラリアで初めて美容室で働いた時、日曜日がお休みで少し嬉しくなったのを覚えています。
日本で美容師が週末に働くのは当たり前でしたからこの考え方になれるのに少し時間がかかりました。
いま働いている美容室には定休日がないので週末にも働きますが土日のお給料は平日よりも高いですし、日曜日は営業時間も短いです。
日本とは違いますね。
宗教に関係がある?
なんでだろうかとお客さんに聞いて見たところ、こんな答えが帰って来ました。
「オーストラリアは昔はキリスト教の人が多く、日曜日は礼拝の日だったから仕事はお休みだった。」
ということ。
現在は色々な宗教や民族がすむ多様性のオーストラリア、全員が日曜日に礼拝に行くことはないでしょう。
でも、オーストラリアは最初、1788年にイギリスの植民地として設立されたので、イギリスの文化が今でも反映しているのでしょうね。
ちなみに消費者も日曜日や祝日には通常より10%多く支払うことがあります。(レストランや美容室などで)
このサーシャージは日曜日や祝日に働く従業員にへの支払いを手助けしています。
私の美容室でも平日はシニアや学生割引がありますが週末は全員フルプライスでチャージしています。
週末働く?働かない?
週末は時給が高いから働く人。
週末は時給が高くても休む人。
週末は家族とすごすための時間としている家庭も多いですし、学校が休みなので親たちも休みをとることが多いと思います。
そしてその日は外食をして、徹底的に家事も休む。
一方で曜日は関係なく働いてお金を稼ぐ人も。
週末はどこにいっても混雑しているのでどちらが良くてどちらが悪いかはわかりませんし、その人のライフスタイルにもよると思いますがうまくバランスが取れていますよね。
まとめ
オーストラリアに来てから日本とは違うことがたくさんあって面白いなといつも思います。
特に日曜日の時給が高い件については、「そういうものなんだ〜。」ではなくなんでだろう?と追求して行くと日本と海外の文化違いを学べるのでいいですね。
ちなみにオーストラリアでは働き方(時間帯とか)が非常に柔軟です。
この話はまたいつかしましょう。