みなさんは美容室に行って、なんで美容師さんってあんなに喋るの?と思ったことないですか?
どうやって話題をみつけているんでしょう?
お客さんはカットしにきてくれているので、必然的に髪の毛の話になりますよね。
普段どういった手入れをしているのか?
お客さんが手入れしやすく理想の髪型に近い状態になるお手伝いをします。
シャンプーの紹介もしますし、流さないトリートメントをお勧めする場合もありますが、美容師からいきなり勧められたことはないですよね。
どんなスタイリング剤を使っている?
眼鏡をかけている?
服装は?カジュアル?フォーマル気味?スポーティー?
前髪はある?
性格や趣味は?
などのお客さんの情報をもとに少しずつ会話を広げて行きます。
そこから趣味の話に変わっていったり、スポーツの話になったり、天気の話になったりします。
最近はシドニーも暖かくなり、オススメのナショナルパークや日帰り旅行の話、ペットの話をしたり、去年は山火事が多かったのでそういう時事ネタもよく話します。
普段から地名や場所を覚えたりすると会話がもっと弾んだりしますね。(私はシドニー周辺の地名がまだ覚えられていないので勉強中ですが。)
そして去年は山火事が多かったのでそういう時事ネタも話します。
今年に入ると、新型コロナの影響もあって家で仕事をしている人やStand down(一時解雇)の人もまだたくさんいて、家で仕事ができるから地元に帰る。とか、ライフスタイルが変わったという話もよくしています。
なのでニュースや新聞は少し目を通したりしますね。
また私は日本出身ということもあり、旅行の話も盛り上がるのですが、オーストラリアの人は日本のことをよく知っていて、私が知らないこともあって恥ずかしくなります。。
もっと日本のことを知っておきたいなあと最近思うところです。
上記の話、実はほとんどの場合は「髪の毛の話題」から飛躍しているんですよね。
私の仕事の場合カット時間が20分前後なので、これくらいの話題がちょうどよく、そこでどれだけお客様の心を掴んだか?で商品をお買い上げいただく率も高くなります。
私はお客さんが来店されたとき最初に大体の印象を見て目の前に座ったときにはさらにお客様を観察します。
全体の雰囲気、現在の髪がた、髪のタイプ、服装、持ち物など。
会話はこの中から話しやすい話題を選んではじめます。
相手を観察して会話を盛り上げることでお客さんがあなたのことを覚えていてくれたり、また来たいと思ってくれたり、商品を購入してくれたりするんです。
だから私は色々な話題をみつけて話をするんです。
そういうわけで、美容師がひっそり行っていることはお客様の観察。
基本はお客様が家で手入れしやすくなる方法とか髪を綺麗にする方法などをお伝えするためにしているんですけどね。
学校や職場、新しいコミュニティーの中でも応用できるので話たい相手を観察する癖をつけると会話が弾みますよ。