パートナーとスーパーに買い出しにいった時の事です。
わたしがカゴをとりにいっているすきに彼が居なくなって、いつものコースを探しても見つからず、ふと違う場所を見るとお花がおいてあるところで花束を選んでくれていました。
花束を選んでいる彼がかわいくて、「スーパーで行方不明にならないで!」と一瞬思ったわたしですが、許すことにしました。
花といえば、わたしはなんにもない時でもお花屋さんを見ると欲しくなってパートナーにお願いしていたのですが、以前は何かと言い訳をしてそのときは買ってくれませんでした。
それからしばらくして永住権が取れたあとは、何でもない時でも彼は花を買ってきてくれることがふえたのです。
おそらく毎回花、花うるさかったから彼の頭の片隅に「花」がいつも居座っているのでしょう。
その証拠に、彼の行動についてあとから考えると彼は店に入って一番最初に向かった場所がお花のコーナーだったのです。
いつもまわるコースでなく逆回りしていたんです。
それが嬉しくて、彼に聞いてみると
「店に入る前、女の人がたくさん花を抱えていて、もしかしたら安いのかな、と思って」
彼もわたしも同じタイミングでお店に入ったのですが、わたしは花束をたくさん持った女の人なんて見てないというか、全く気づかなかった。
彼はお花をどこかで意識していたのでしょう。
日本でもそうですが、花って意外と高いんですよね。
それがすこし安くなっていたから買ってくれたのもあるのですが、特別な日でもなければ花なんてなくてもいいんです。
しかし理由はどうであれ、お花を買ってくれたという気持ちが嬉しくていつもよりもたくさん感謝しました。
プレゼントをもらう時、もの自体よりそれを選んでくれている時間や考えてくれていた時間が嬉しいと思えるようになったら、人生は違ったモノにみえてくるし、感謝の気持ちがどんどん湧いてきますよね。