家族に内緒で密かに移住計画を立て始めてから2年後、ついにオーストラリアにきました。
始めは一年で帰るという条件付きの渡豪、
しばらくすると、あの狭くて堅苦しい環境から離れてさっぱりとした何とも言えない解放感を味わいました。
オーストラリアに住む2つ目の理由は人間関係がシンプルなこと。
わたしは人間関係では人付き合いが苦手で、周りの人たちとうまくいっている感じがしていなかったんです。
すごく仲の良い友達がいるとか、いつも一緒にいる人がいるとか、そういうことはありませんでした。
仲良くなろうと、努力して一時的に仲良くなっても数年でその仲間たちとは距離ができていきました。
いっそのこと、誰もわたしのことを知らないところに行きたい。
日本人同士なので分かり合えそうだけど、なんだか分かり合えない。
ならば最初から分かり合えない事が前提の海外に行きたい。
と、いつしか考えていたのです。
オーストラリアに来て、ようやく今、人付き合いをあまり気にせず、1人でも平気な環境になりました。
日本人同士だからわかったもらえるという前提がなくなるだけで、本当に楽になります。
日本でもそれができていたら辛くはなかったのですが。
オーストラリアに住んでいる日本人は基本さっぱりです。
好き、嫌いも割とはっきりしているんじゃないかな?
気の遣いあいみたいのは無いような気がします。
あ、わたしにはこちらであんまり友達自体がいないので気を遣うことすらないのですが。
私のなかでは無理しないで自分らしくいられるのがオーストラリアだったから今でもここに住んでいるのでしょうね。