私がオーストラリアに住む理由①
それは日本での世間が狭すぎたから。
わたしは田舎で育ちました。
小さい時はコンビニがなく、小学校も全校生徒あわせても100人いるかいないかの小さいものでした。
そんなわけで、ご近所さんはもちろん、学校に行っているほとんどの子どもたちはだいたいどこの子供か?保護者は誰か?誰の子供か?など親同士が知っているような場所でした。
あんまり干渉しない都会とは違うのです。
よく言えば安全、悪く言えばプライバシーがない。
オーストラリアのビーチにて
中学に入ると、ティーンエイジャー、思春期で、恋のお話もちらほら。
誰が好きで、誰と誰が付き合ってて、、などと生徒感でちょっと盛り上がったりします。
そしてなぜか私の母まで、よその子たちの恋愛事情を知っていたりするのです。
恐ろしい、田舎あるあるですね。
わたしも、他人の話を母からよく聞いていたので、意識的に「バレないようにしよ。」としていました。
でも母親同士のネットワークは今のSNS並みに情報が早いもので、なぜか私が先輩に告白して振られたことを知っていたのでした。
そして、私も私でなぜ関わりが全くなかったその先輩のことを好きになったのか?それはいまでもわかりません。
ある人とある人は付き合っているのね。
だって駅で仲良く座っていたから。
とか
あの子とあの子は一緒に帰っていたね。
とか、母や他の子の親がそうゆうことを話しているということは、わたしも話の対象になるということ。
なので高校は学区内でも家からは1番遠いところにして、できるだけ地元から離れようとしてきました。
これは社会人になっても変わらず、わたしは常に誰にみられているかわからないという感覚がありました。
知らず知らずにこれが嫌になっていたのだと思います。
短大は愛知に、美容室の仕事が見つかって卒業後はまた、地元に戻ってきたのですが、小さい時の感覚はずっと残っているものですね。
そのころから密かに海外に逃亡しようとかんがえていたのですが、それは実は家族には秘密でした。
次に続く