先日、日本の母と電話で話しました。
姪の誕生日プレゼント、何がいい?なんて話をしていました。
実家の両親と兄家族がみんな一緒に住んでいるので、ビデオ通話の裏がわは非常に賑やかでした。
母と電話すると、姪2人と甥2人は勢揃い。
夕食後に話す事が多いので、もれなく義姉も画面の隅に写っています。
兄も父も同じ屋根の下にいるはずなのに、なぜかほとんど見かけません。
年季が入ったハサミ
で、ふと思い出した事がありました。
私と兄は2人兄妹ですが、小さい頃はわたしの男勝りの性格のおかげでよくケンカをしていました。
彼は男の子たちと遊ぶ事が多く、いとこも男たちばかりで、私はいつも1人でした。
一緒に遊ぶこともほとんどなく、学生時代も学校が違いすれ違いばかり。
思い返すと兄に可愛がられる妹ではなかった感じ。
その中でも強烈に心に残っている事があります。
それは私がまだ小学1年か2年のときのこと。
親戚の家に行った帰りに寄った小さなデパートの文房具屋さんで買った、キティちゃんの赤いハサミの事です。
そのハサミは兄が選んでくれたもので、一番心に残っている私と兄に思い出。
2個目の思い出は兄がパチンコで勝ったときに一度だけもらった一万円札のこと。
兄が私に何かをしてくれた記憶がほとんどないんです。
なのでそのキティちゃんの赤いハサミは大学で一人暮らししたときも、オーストラリアでも持っています。
40年ほど生きていますが、そのハサミはわたしが今持っているものの中で一番古いものかもしれません。
33,4年くらい古いもの。
それが、去年、何か厚いものを切ろうとして力をいれたら指を通す部分がパキッとおれました。
プラスチック部分はさすがに、劣化していたみい。
それで、もう捨ててもいいかな、と思ったのです。
そろそろ買い替え時期かなと。
でも、なんだか思い出が強すぎて結局、修正してまだ使っています。
私と兄は仲がわるいわけではないのです。
ケンカしたり険悪な仲というわけでもない。
ただあまりにお互いに干渉しないだけなんです。
おもしろい家族です。
みなさんにはそんな思い出の物、ありますか?