100%オーストラリア

30代で海外移住し現在アラフォーの著者が将来は時間やお金の制限のないライフスタイルを持つ事を目標にオーストラリアでのライフスタイルを綴っています。

クリスマスの苦い思い出

クリスマスといえば、ほとんどの人はハッピーで1番幸せな時間だと思います。

特にオーストラリアでは夏で長期お休みの人も多く、次の年の準備をして過ごすリラックスしたとき。

だからあんまりよくない事は起こってほしくないものです。


f:id:behappie:20211209214559j:image 去年のクリスマスシーズンの写真

 

これは数年前、ある美容室で働いていた時の事です。

そこはわたしが数年働いたお店で、ボスもスタッフもみんないい人ばかりのお店でした。

12月に入ったある日、わたしが出勤すると何やら様子がおかしかったのです。

知らない人が数人、店も何だか模様替えしたような感じ。

そして話を聞いてびっくり、ボスがビジネスを他の人に売った、というのです。

前々からビジネスが売りに出されていてその日が受け渡し日だったのだそう。

知っていたスタッフもいたかもしれませんが、わたしにとってはそれが初耳。

しばらくすると、元のボス夫婦が店に来て詳しい話をしてくれました。

ずっと一緒に働けると思っていたので寂しさが込み上げてきたのを覚えています。

数日前にも、お店のスタッフが独立して店を出すという事で退職していて、次々にお気に入りの人たちが居なくなるという経験をしました。

それから1週間ほど経ったころ、新しいボスがお店に顔を出しました。

初対面。

見知らぬ新しいスタッフも1人いました。

新しいボスに雇われて入社したようです。

そして新しいボスから唐突に、明日から忙しい時だけ呼ぶから。と言われたのです。

要するに、明日から来なくていいよ、とクビにされたのでした。

クリスマスイヴの前日でした。

 

明日から仕事がなくなる。

どうする?

クリスマスなのに。

頭は真っ白になりました。

その新しいボスには思い出したくないような意地悪な事をたくさん言われて、わたしはそこまで言われてはたらく事はないなと、即、帰ったのでした。

 

後日、その店の元お客さんに会ったのですが、新しいビジネスはたくさん失客して数ヶ月後には店自体が閉店してしてしまったのだとか。

 

わたしはというと、本格的に美容室の椅子を借りて個人で営業を始めました。

時間給という決まったお金が毎週入ってくるわけではなかったけれど、やればやっただけ収入なるし、誰かに指図されずに自由に営業できるスタイルが楽で楽しくはたらくことができました。

後から考えたら新しいボスには感謝だったのです。

 

今日、お店で話したお客さんが、じつは仕事を無くして、いま働いていないんだよ。と話してくれたのをきっかけに以前あったことを思い出しました。

そのお客さんも次の仕事が見つかってからクリスマスを迎えられたらいいだろうに。と私は願っています。(勝手なお世話です。)

 

10年オーストラリアにいますが、ほんとにいろんな事がありました。

みなさんにはクリスマスの思い出、何かありますか?