100%オーストラリア

30代で海外移住し現在アラフォーの著者が将来は時間やお金の制限のないライフスタイルを持つ事を目標にオーストラリアでのライフスタイルを綴っています。

直感が大事!オーストラリア、マッチングサイトで本当にあった世にも不思議な物語。


 

オーストラリアにきて時間にも余裕ができ周りの環境もあり、恋愛をしたい、結婚もしたいなーと思うようになりましたが、出会いのチャンスって意外とないものでそのためにあるサイトに登録したのでした。

友達探しとかランゲージエクスチェンジとか結婚相手とか色々なマッチングサイトがありますがそれで出会っておつきあいしたり結婚したという話が本当に多くて、実際登録してみたら案外面白かったんですよね。

 

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オーストラリアではポピュラーな出会い方。

サイトに自分のプロフィールを登録してスクロールしていくといろいろな男性がいるもので、検索を絞らなければ20代から60代までいろいろな人が声をかけてくれます。当時私は30半ば。

中には歳も同じくらいでめっちゃ素敵な人もいるのですが、訳ありだったり遠くに住んでいたり、子宝がたくさんすぎたりと世の中の素敵な殿方達はもうすでに誰かのものになってしまっていることが多かったのです。

 

そんな中で私と同じ歳という写真の感じは帽子をかぶっていてあまり顔が見えない感じのプロフィール写真の男性がメッセージを送ってきてくれました。

「僕も結婚をしたいし、家族を作りたいからそういう子を探しているんだ」と。

年上すぎたり年下すぎなど理想の年代の男性がなかなか見つからない時だったので、その人はタイプでは全くなかったけれど、同年代はどんな話をするのだろう?と少し興味がわきこちらからも連絡をとってみたのでした。

 

まずはメッセージのやりとりから始まりました。(全て英語だったのでちょっと雰囲気が違うかも)

 

私「こんにちは、Scaraです。あなたは?」

男「僕はウィル(仮)です。君のプロフィール写真素敵だね。きれいなバニラスカイだ。」

私「そうなの、この写真好きなんだ。」

男「ここにはどんな理由から?」

私「今までいろんな人に出会ってきたけど、みんな真剣じゃない人ばかりだったから、本気の恋人が欲しくてここにいるの。結婚とかしたいしいずれは子供も欲しいなと思って・・・。」

男「僕も一緒だよ。結婚もしたいし子供も欲しいからここに登録したんだよ。」

私「同じだね、一度会ってみないとなんとも言えないけど・・」

 

写真やプロフィールだけではその人がどんな人かは本当にわかりません。

写真ではわかりにくいけれど実際に会うととてもいい雰囲気の人もいるし、逆に写真ではイケメンなのに実際は全くイメージと違う人もいるので。

 

と、こんな感じで始まり数日間はメッセージのやりとりをしました。

連絡を取り合うのが嫌いな男性も多いのですが、この人は男のくせに結構マメにメッセージしてくれていたので好感だけはもてました。

 

後日

男「(プロフ以外の)他にも写真ある?」

私「あんまり写真好きじゃないから持ってないんだけど・・。」(ただ送りたくないだけなんですが)

男 写真を二枚ほど送ってくる。

 証明写真のように帽子を外してワイシャツを着ている写真。

見た目はプロフィールとは全く違ったイメージで髪は剃っていて眉毛がちょっと細くてまつげが濃くて唇はちょっと薄めで肌は薄い感じで目だけが少し目立つ感じの顔立ち。

 

男「どう思う?」

私「なんで髪の毛剃ってるの?私、美容師だから髪が長い人がいいなと思っていたんだよね。髪の毛切ってあげたいし、、自分で剃ってたら私の出番がないから。」

私の好みは髪がある人だったので、思い切ってそう伝えましたが、それでも遠回しだったかもしれません。

この時点で私のタイプではなかったので断ればよかったのですが、何となく話が続いてしまったのでこのまま会話を続けました。

 

男「僕はセキュリティーの仕事をしているから剃っていたほうが怖く見えるでしょ?だから剃ってるんだよ。」

私「そうなんだ。どこのセキュリティしてるの?ナイトクラブとか?」

男「バウンサーの仕事したことあるし、色々あるよ。でも酔ってたりすると攻撃されるから危ない仕事だよね。今はナイトクラブではなくて普通のセキュリティーだよ。」

私「どれくらいその仕事してるの?」

とりあえず話を繋げる。

男「もう10年以上はやってるよ。いつもセキュリティーの仕事しかしてない。今日は●●のショッピングセンターのグッチの店のドアが壊れているからそこで一晩中仕事なんだ。」

 

ちなみにオーストラリアのセキュリティーはでかくてゴツくて強よそうな男の人達が黒いユニフォームを着て店の入り口に立っています。

いかにもセキュリティーって感じの強そうな怖そうな人たちです。

 

私「そうなんだ。」

男「で、写真どう思う?」

私「・・・正直、タイプじゃないな。」

言いにくいですがはっきり言わないと相手には伝わらないです。

男「・・・・・」

私「あ、でもこれも何かの縁だし、一度は会ってみた方がいいのかもしれないね。」

自分でもびっくりですが、思ってもない言葉が出てしまいました。

数日間メッセージもしていたし、見た目がタイプじゃないからやっぱりイヤですって今更言えない、日本人的なところがこんなところで出ちゃったのです。

 

男「いいこと言うね!僕そう言うの好きだな。じゃあいつ会おうか?都合がいいときある?」

私「て言うか、今日●●のショッピングセンターで仕事なんでしょ?私、近くに住んでいるから会いに行こうか?」

 男「あ。でももう一人いるし、仕事中だからゆっくり話せないな。できれば違うときがいいかな。

だんだんめんどくさくなってきたので、手っ取り早く、簡単に最初で最後の”顔合わせ”をそこで終わらせてしまいたい・・・そう思って提案したのですが即、却下されました。

前にあった男性は仕事の日でも休み時間や仕事前などやできるなら早く会いたいという人がほとんどだったので意外でした。

 

その後、私の職場が彼の家に近かったこともあり、ある金曜日の昼過ぎに”顔合わせ”の予定を立てました。

 

当日

私「仕事が終わったんだけど、3時頃、どこに待ち合わせする?」

男性からは当日、事前にも全く連絡がありませんでした。

そして私が提案していた時間になっても全く連絡がなかったので、私は正直ラッキー!と思い、そのまま帰路につきました。

家に帰る途中、スマホがなっていたのですがそれはもちろんその男性でした。

 

もう、メッセージもなんて言っていいのかわからなかったり電話も英語だから話すのが億劫だったり、待ち合わせの計画を立てるのも本当にめんどくさくなってしまって、半ばどうでもよくなっていました。

 

男 電話かけてくる。

私 運転中のため無視。

男 二度目の電話をかけてくる。

私 もちろん無視。

男「ごめん、ちょっと仕事が入ってしまって連絡できなかった。」

男「電話しちゃってごめん。忙しいよね。」

男「もう帰っちゃった?ごめんね。ごめんね。」

 

電話して相手が出ないときにこんなに謝ってくる男の人っているの?と言うくらいあまりにもごめんねを言われすぎて申し訳なくなってきたので返信をし改めて会うことになりました。優しい(?)私です。

こうして一度でもドタキャンされたら今後、もし付き合ったとしても振り回される可能性があるか、もともと合わない可能性があるので本当はそれ以上は関わらないほうがいいんです。

 

その直後

男「僕の髪の毛がある時の写真見たい?」

私「もちろん。」

何も送られてこない

男「写真届いた??」

私「まだ、届いてないよ。」

男「もう一度送るね。」

・・・またも送られてこない

 

もしかしたらスマホが写真受け取り拒否してたのかもしれません。

送信されなかったのか、本当は送信していなかったのか?それはわかりませんが、こういうのもきっと何かのサインなんだと思います。

 

初顔合わせの前日

私「どこで会おうか?ザラファスかマックスブレナーどっちがいい?」

 

ザラファスはオーストラリアのコーヒーチェーンでマックスブレナーはご存知の通り、チョコレート屋さんです。

 

男「うーん。マックスブレナーかな。」

私 マックスブレナーか。意外だ。セキュリティーのような怖さや強さを見せたい人が無難にコーヒーを選ばないなんて。(私の勝手な偏見。)

私「わかった。じゃあ6時半にマックスブレナーで!」

 

まだあったことはないので、勝手にジャッジするのもおかしな話ですが、何となく自分が思っていた人物像と帰って来た答えが違うのも何かのサインかもしれないです。

 

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初めて会うときはカフェやバーで会うことが多い。

いよいよ当日

私は少し緊張して待ち合わせ場所に向かいました。

トコトコ歩いていくとそこに彼らしきスキンヘッドの男性がグレイのスーパーとかでくれるレジ袋を持って立っているのが見えました。

ブラウン系のチェックのシャツに少し緩めのジーンズを履いて、足元は茶色と白と少しピンクが入ったスニーカーのごく普通の服装でしたが、明らかに私と同じ年ではないのがわかりました。

 

後から送られて来た男性の写真と本人のイメージは近く立っている雰囲気なども見て、やっぱり会いたくないなー、そのまま帰ってしまおうかなどと思って帰ろうとしたその瞬間、彼が振り向きました。

 

男「こんにちは、初めまして」

慣れない感じの笑顔で男性が言いました。

私は間に合わなかった・・と思いながらも挨拶をすませ、マックスブレナーのカウンターでラテを頼み奥の席に着きました。

男性も自分の飲み物のオーダーと会計を済ませ、後から席につきました。

私はなんか違う、やっぱり会うんじゃなかった、できることなら今すぐ帰りたいという気持ちと、なんで断らなかったのだろうという後悔でいっぱいでした。

 

男性は席に着くと同時に小さいくすんだ赤色のカード入れのような小さな財布をテーブルにおき、ちょっとそわそわしている様子でした。

そこに店のスタッフがラテと男性の飲み物を持って来たのですが、男性が頼んでいたのはコーヒーではなくチョコレートシェイクでした。

私はこの男性はただの甘党でチョコレート好きなのか?コーヒーではなくマックスブレナーを選んだ理由はこれか?などとセキュリティーだから怖く見せたいといっていた男性像とは何となくかけ離れているなーという不思議な感覚を持ち始めました。

 

このままでは気まずいので日常会話から単刀直入に質問を始めました。

 

私「ところでなんでお財布、赤なの?珍しいよね」

男性はおもむろに自分のスマホケースをグレイのレジ袋から取り出したのですが、それはなんと私でさえ持ったことのない薄いパールピンクのスマホケースだったのです。

私「それ、またなんでピンクなの?」

スマホケースも赤い財布もチョコレートシェイクも、全部私の望んでいたイメージの男性像ではないのです。

この初顔合わせはやっぱり違かったなと、早く帰りたいがために、質問もかなりの直球になりましたが、それでも男性は何かを話したそうにしています。 

 

男「僕の髪の毛のある時の写真届いた?見たい?

そういえば届いていなかったので見たいと答えると男は携帯を開き一枚の写真を見せてきました。

私「・・・・・・・」

私は一瞬で言葉を失い、気も失いかけました。

 

それはオレンジ系の茶色のロングヘアにピンクのボーダーのニットを着てうっすら微笑んでいる女性の写真でした。

 

みなさんもうお気付きですね。

 

その写真の中の女性は紛れもなくその男性だったのです。

 

写真のコメントで空がきれいといっていた感性、返信がマメだったことも、電話に出なかっただけでやけに言い訳してきていたこと、仕事中も女装しているから会いたくなかったこと、マックスブレナーを選んだこと、スキンヘッドだったのはカツラがかぶりやすいように、まつ毛カラーしていたからまつげが濃かった、眉毛もメイクをするから細かったなど、数々の違和感が一瞬で繋がった瞬間でした。

  

男「赤い財布とピンクのスマホケースならマッチするでしょ?」

とニコニコしながら話しかけて来ました。

確かにマッチはしますよね。ピンクと赤なら。

でも私の頭の中はもうそれどころではありません。

 

私「てゆうか、あなたは女性を探しているの?あなたは女性なの?男として結婚がしたいの?女装は趣味なの?」

私はどんな質問をしていいのかわからず、頭の中がぐちゃぐちゃになって私はなぜここにいるのか?何をしているのか?目の前にいるこの人は一体誰なのか?なんでこんなことになっちゃってるのか?だんだんイライラしたような怒りのような変な感情が出て来ました。

 

男性はようやくずっと隠していたことを伝えられて安心したようなスッキリした顔をしていました。

詳しく聞くと、年齢も10歳もサバを読んでいて、男性は過去20年間、外出するときは常に女装、メイクにカツラ、手には透明なマニキュアと足はカラーのペディキュアをし、唇にはアートメイクで少し色を足して厚みを出し、まつ毛はビューティーサロンに行き黒く染めて目をはっきりさせているということを教えてくれました。

 

これが男性の大きな秘密だったのです。

そわそわしていたのは、きっといつこの話をしようかと思っていたのでしょう。

 

外出するときはいつも女装ということはセキュリティーの仕事をしているときも女装ということですよね。

 

20代前半、なかなか彼女ができなくて、だったら女装して女になっちゃえと思って始めたそうです。(理由がすごい)

20年間で1日だけ、女装して外出していた男性を男性として外出させた私ってある意味すごいですが。

  

もちろん私は普通の男性とのおつきあいを希望していたので、丁重に断ったのです。

私もそこまで寛大ではなかったです。

 

男性は「見た目でこんな風に判断する子だったなんて残念だ。」と怒りのメッセージをおくってきましたが、私はなんといっていいのかわからずスルーして現在に至ります。

いまだにその男性が何者で何をしたかったのかは疑問です。

 

 

女装が趣味でも友達としての関係ならば楽しく付き合えたかもしれませんが、出会い方がマッチングサイトだっただけに、タイプではなかったにしてもこのオチにはだいぶ凹みました。

むしろ最初から女友達として出会いたかったですね。せっかくなので。

第一印象とか違和感とか直感とかいうものは当たることが多いです。(経験上これは本当。)

一度目の待ち合わせがうまくできなかった時点でこの話はないことにした方がよかったのかもしれません。

そして、断るときも遠回しではなくはっきりと伝えたほうがいいですね。

そのおかげで普段なら出会うことのなかった人に出会って人生の経験値をちょっと上げたのでしたが。

 

長い話を読んでいただきありがとうございました。