100%オーストラリア

30代で海外移住し現在アラフォーの著者が将来は時間やお金の制限のないライフスタイルを持つ事を目標にオーストラリアでのライフスタイルを綴っています。

どんな出会いにも意味がある③

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マイケルの思いがけない行動

 

ある日の朝、マイケルが「見せたい物がある!だからこれから仕事前に一緒に来て。」といってきました。

家を出る前に彼はガムツリーで何やら検索していた模様。

「僕、これ買うから!」とマイケル

「いやいや、こうゆうのはしっかり考えた方が良いから!」とわたし

 

そしてマイケルは私をサーファーズパラダイスのとあるアーケードの中に連れて行きました。

そこはサーファーズパラダイスの中心からさほど遠くなく、人通りはやや少な目だけど日本食などのレストランやサーフショップ、おみやげやさんとマッサージショップが入っているアーケードの中の一件のビューティサロンでした。

 

マイケル「ここ、どう思う?」

彼はそのビューティサロンビジネスが$5000で売りに出されているのを見つけて、わたしにそこではたらけば?と言うのです。

私「これ、買うの?このアーケード人通るの??」

マイケル「ここ、安いんだよ。」

私「いやいや、考えた方がいいから。私そこで働く自信ないよ。ビューティできないし。とにかく、ちょっと待って」

わたしはそう言って、自分の仕事場に向かいました。

しかし、それから1時間もしないうちに彼からまた連絡が。

なんと彼は自分がビューティーシャンでもなく、お店を経営した事もないのに、そのビジネスを買った、と言ってきたのです。

これはわたしにも責任がある、なぜなら毎日仕事の愚痴を言っていたから、彼はビジネスを買ってしまったに違いない。(まあ、それだけが理由だったわけではないと思いますが。)

彼の家族や彼女がビューティの仕事ができるのならまだ話は別でしたが、明らかに彼にはその時ビューティサロンで働けるような家族や彼女なんていませんでした。

 

わたしも彼にそこで働けば?と言われていたけれど、その時のわたしには、自分の顧客だけで生計を立てていく自信なんて、全くありませんでした。

しかし、これから何ヶ月か後にわたしは美容師として、その店で働く事になるのでした。

 

その当時、マイケルはほかの仕事がうまくいっており、お金には余裕があったようです。

$5000なんて安いと言って、彼のビジネスオーナーになる自信がどこから湧いてきているのか、わたしには一切、考えもつきませんでした。

後先を考えない、無謀な彼の行動に対してわたしは彼のことをクレイジーの何者でもないと思ったのはいうまでもありません。