100%オーストラリア

30代で海外移住し現在アラフォーの著者が将来は時間やお金の制限のないライフスタイルを持つ事を目標にオーストラリアでのライフスタイルを綴っています。

子供が頭をかいてたら、アタマジラミのサインかも

今日は 海外の美容室事情、アタマジラミについてお話しします。

 

アタマジラミは暖かくて湿気のある場所を好む性質からか、オーストラリアでは年中見かけます。

乳白色の卵のせいでブロンドヘアの場合は見つけにくいのかもしれません。

日本でも暖かくなってくる初夏から夏頃によく話を聞きます。

アタマジラミの正しい知識を持って正しく対処しましょう。

 

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絵心なくですみません。。

 

アタマジラミ(Headlice)ってどんな虫?

体調は2-3mmで薄オレンジ色から茶色に変色する虫で、人間の血を吸っていきています。

成虫は羽がなく、6本足で跳ねたり飛んだりしません。

メスの成虫は乳白色の卵(Nits)を人間の頭皮に近い髪の毛にうみ(頭皮の生えている髪の毛にのみ)、卵は1週間でふかします。

卵は塩の粒くらいの大きさ。

ふかした成虫は2週間くらいでまた卵をうみます。

成虫は耳の後ろや首の後ろなどに隠れていてちょこちょこ動き回るので見つけにくいのですが、卵の方は比較的見つけやすいですね。

彼らは人間の頭の上でしか生活できないので、一度頭から落ちたら2-3日で死んでしまいます。

なので、ペットや動物、家具、カーペットなどでは生息できません。

 

どうやってうつるの?

仕事や学校、保育園、家の中など人と人が接触すれば、誰もがアタマジラミをもらう可能性があります

不潔だからうつるというわけではありません

特に子供達は新学期のそはじめに誰かからうつる可能性が多くなり、その後家族にもうつる可能性もあります。

飛べないのではって頭から頭へ移動していきます。

 

見つけ方、サイン、チェック方法

  • かゆみと湿疹があったら。(かゆみに気づかない人もいますが。)
  • 近くで流行っていたら家族全員、週ごとに頭皮と髪の毛をチェックする。

チェック方法:

耳裏、つむじ、首の生え際、前髪の下、頭皮のシワの間に潜んでいる場合があるのでルーペやライトを使ってみる。成虫は黒っぽくて見つけにくいが、卵は見つけやすいが、フケと間違えやすく、降っても取れず爪で剥がして確認してください。)

  • 枕カバーに砂のような黒い排泄物を見つけたら。
  • 手ぐしを通したときにザラザラしたものに気づいたら。
  • 美容室で知らされる。

見つけてしまったら

  • アタマジラミのトリートメント中は美容室では基本的にカットなどの施述はできない。(気を悪くされるお客さまもいますが、衛生上しかたないのです。)
  • 薬局で今の流行りに一番効果のある薬剤を教えてもらう。(何度も薬剤処理をされると同じ薬に抵抗力を持っている場合があるようです。)
  • みじかな人に知らせて、彼らも頭皮と髪の毛をチェックしてもらう。
  • 極度に心配しすぎない。(正しく処置すれば危険な疫病ではありません。)
  • 薬局で今の流行りに一番効果のある薬剤を教えてもらう。(何度も薬剤処理をされると同じ薬に抵抗力を持っている場合があります。)
  • みじかな人に知らせて、彼らも頭皮と髪の毛をチェックしてもらう。
  • 極度に心配しすぎない。(正しく知識を持って処置をしましょう。)

アタマジラミの処置の仕方 その1

  • 薬剤は殺虫剤と同じなので、手袋を使う。
  • 薬剤は時間を守って使う。(時間をおいても効果は変わりません。)
  • 薬剤を流した後はタオルドライのみにし、ドライヤーを使わない。(熱処理をすることで薬の効果が止まってしまいます。)
  • 濡れた状態で目の細かい鉄製の専用コームか爪で卵を全て取り除く。(大変な作業だけど効一番効果的です。卵をとるのに酢がいいと聞いたことがあるかもしれないけれど、効果は期待できず、逆に薬の効果を止めてしまうので使用しないでください。)
  • 1週間後に再度チェックしてもしまだ卵や成虫がいたらもう一度同じトリートメントを繰り返す。

アタマジラミの処置の仕方 その2

  • 家族全員の頭皮と髪の毛をチェックする。(高確率で兄弟にもうつっている可能性があります。)
  • 来ていた服や、使っていたタオル、枕カバーなどはお湯で洗い日光で乾かす。
  • うつるかもしれない疑いのあるコームやブラシ、ヘルメットはおゆで洗うか、ゴミ袋などに入れて3-4日放置する。(頭から離れたシラミは1-2日しか生きられません。)
  • カーペットなどが気になるようならいつもよりしっかり目に掃除機をかける。

 

薬の取り扱い

  • 強い薬なので敏感肌、1歳未満の子供、授乳中の人、妊婦さんは医者にアドバイスを求める。
  • 目や耳、鼻に入らないようにする。
  • 手袋の着用。
  • 子供に触らせないようにするため、浴室や洗面所に置かない。
  • 引火性が高い区するもあるので火の近くでは使わない。
  • アタマジラミを持っていない人には薬品を使わせない。(虫に抵抗力を持たせてしまうので本当に処理したいときに効果がなくなります。)
  • 子供だけに薬剤処置をさせない。
  • トリートメント中は2in1シャンプーコンディショナーを使わない。(髪の表面をコーティングしてしまうことで薬が効かなくなります。)
  • 薬品は生きている卵と成虫の飲み使用する。

その他

  • 子供にアタマジラミがついてしまったら、正しく処理が終わるまで他の子供の近くで遊ばせるのはやめる。(子供同士は頭をくっつけることが多くうつりやすいです。)
  • 指摘されたとしても悪いことではないので、きちんと処置する。
  • 大人は子供の髪の毛を最低でも週に一度はチェックする。
  • できるだけ頻繁にブラシを通したりコーミングする。(卵がふかするのを防いだり、成虫に怪我をさせることができるかもしれないので。)
  • ロングヘアは後ろでまとめるかポニーテールする。

アタマジラミによるリスク

  • 他に人にうつる。
  • かきむしることで皮膚へのダメージがある。

 

終わりに「Lice」と「Rice」

今回はアタマジラミについてお話ししました。

ちなみにどうしてこの話をしようかと思ったかというと、シラミって英語で「Lice」というんですよね。

そして「Rice」はご飯のことなんですが、カタカナ表記だと混同しやすいのです。

発音が変わるだけでとんでもない話になってしまうので気をつけたいな。

 

発音が難しいという方には誤解されないように

「Head lice」アタマジラミ

「Steam rice」ご飯

と言ったら海外旅行でも通じると思いますよ。