先日、子供とお母さんが美容室にやってきました。
私はいつののように子供の髪の毛を触りながら
[How would you like his hairstyle?
Does he have his part ?
Do you want me to give him a discoconnected haircut or
blended in to the top? ]
「息子さんの髪型をどうしましょうか?
分け目をつけてサイドとトップをつなげないカットか、
つなげていくカットどちらがいいですか?」
とスタイルについて聞いたところ、
お母さんはこう言いました。
[I don't understand the meaning of the question?
Just cut it short to suit him.]
「質問の意味がわからないので、
短くして似合うようにしてください。」
「質問の意味がわからない。」と言われたときに
ハッとしたんですね。
プロからしてみると「普通」の質問でも、
素人からみると何について聞かれているのかが
さっぱりわからないこともあるということ。
以前の私なら私の英語がダメだから。。。
と落ち込んでいたかもしれませんが、
実はそうじゃなかったんです。
以前、所有していたパソコンが壊れた時、
私はカスタマーセンターに連絡をしたことがあります。
素人からすると質問すらもうまくできないんです。
何が壊れていて、何がおかしいのか?
でも何かがいつもと違うことだけはわかる。
というように,逆の立場だとわかりやすい。
以前、職場で「難しいことは子供でもわかるように
専門用語を使わずに説明しなさい。」
と言われたことがありました。
お客さんとの誤解を防ぐことができます。
自分の中では当たり前で普段使っている言葉も
素人からすると初めて聞く言葉だったりすることがありますね。
先ほどの子供のカットは
分け目をつけたツーブロックの髪型のことでした。
こういう写真やスタイルブックを見せて説明したら
よりわかりやすかったかもしれないです。
毛先を整えるだけと言ってこられたお客さんでも
10cmくらいカットすることもあります。
お客さんに実際の長さを見せて確認することや
違う言いまわしを使って、
もう一度スタイルの確認などをすると
お客さんにもわかりやすいですね。
反対に、お客さんの立場でうまく伝えられなかったら、
写真を見せたり、それどういうこと?
と聞くのも大事なことかなと思いました。
相手に伝わるコミュニケーションをとるには
英語でも日本語でも
優しい言葉で説明するのが大切。
親切であり、誤解を防ぐこともできます。