オーストラリアにはシティーにも自然がたくさんあります。
一軒家に住んでいる人は自宅の庭の木を勝手に切ってはいけないとか、敷地を全部舗装してはいけないとか、グリーンを都会の中にも維持できるような法律がいくつかあるんです。
そこで今回はシドニーに番近いシドニーハーバーナショナルパークに行った話です。
シドニーは全ての場所に家や建物を立てずに、都市に近い場所にもたくさんの自然を残すようにしています。
ハーバーや海、川の近くってみんなが家を立てたい場所なので高いんですよね。
こうして国立公園として緑を残すことで観光客にも地元の人たちにも喜んでもらえる場所を作っているのはオーストラリアのいいところかなと思います。
ま
シドニーサーキュラーキーからフェリーで約30分、タロンガ動物園があるところでフェリーをおります。
フェリーを降りたら右に歩いて行くと公園の入口があって中に入っていきます。
前半はこのように結構整備された道が続きます。
都会とオアシスの融合ですね。
シドニーは普段、都会で街の中は人でいっぱいですが、たった30分離れた場所にこんな静かな公園があるので訪れない理由がありません。
他の国立公園はかなり山の中なのですが、ここはちょうど観光客も行きやすい場所かなと思います。
車でもいけますがフェリーでゆったりと移動するのはとても気持ちいです。
ここはちょうどトレッキングの中盤のところにあって、ブラッドリーズ・ヘッド・アンフィシアター (Bradleys Head Amphitheatre)と言います。
ハーバーブリッジやオペラハウスが見れる展望台で、良い時期には結婚式が行われる場所でもあります。
天気が良ければ最高の思い出になるでしょうね。
ピクニックもできますしトイレもあります。
シドニーに住んで一年半、こんなところがあるなんて初めて知りました。
後半、さらに歩いて行くと景色は完全に森の中です。
でも耳をこらすとすぐ上の方から車の音や人が喋る声が聞こえたりして、街と自然が一体化した不思議な場所です。
この辺りは家の相場が高いはずです。
海を望む丘に高そうな家が建っていて、実際そこに人が住んでいます。
シドニーハーバー国立公園の中に家が建っているのかな、窓を開けたらすぐそこに素晴らしい景色が広がっていて、ここがシドニーだなんて思えないでしょうね。
お客さんに聞くと、この辺り、以前は私有地だったそうです。
ビーチもプライベートで普通の人たちははいれなかったんだそうで、そこをニューサウスウェールズが公園をつくるために買ったんだとか。
国立公園のトレッキングルートから見える家はどれも大きくて素敵な家ばかり。
そこに住む人たちはどんな思いでこちらんいるんでいるのでしょう?
勝手にどんな人かな?とかどんなライフスタイルなのかな?とか想像しながら散策してきました。
シドニーは一億円出しても小さな家しか買えないそうです。
この場所に来て思ったのは、シドニーは本当に自然が豊かな都市だということ。
確かに人は多いですが、それでも近くの海の水がこんなに綺麗で透明な大きな都市ってあんまりないのではないかと思いました。
少ないくとも東京の海はこんな色していませんよね。(人口の規模が違いすぎですが)
週末に家族で遊びにこれる素敵な公園です。
引っ越して来たばかりはシドニーが嫌いでしたが、こういう場所を見つけて、最近は少しずつシドニーもいいなと思えるようになって来ましたよ。
帰りは同じ道を帰ってもいいですが、途中からバスで帰ることもできます。
その際はGPSがあると便利ですよ。