以前、インド人オーナーのお店で働いたことがあります。
お客さんもインド人が多かったのですが、私は彼らの話す言語はわかりませんでした。
ある時インド人のお客さんがやってきて、私がカットをしていたのですが、隣にいたインド人のスタッフと何やら会話をしている様子。
先に私とそのお客さんは英語でカウンセリングを済ませたばかりです。
それから私に何かをいうのでもなく、突然そのお客さんのカットを変われといい、カットし始めたんですよね。
おそらく、スタイルが違うのか長すぎたのか、何かきになるところがあったのでしょう。
正直、何を話しているのかわわかりませんでしたが、なんだか私に対して失礼な態度だったなと。
それで思ったんです。
私たちも同じことをしていないかな、と。
例えば、日本人の友達がオーストラリア人の旦那さんと結婚して一緒に住んでいて、そのお宅にディナーに招かれたとしましょう。
あなたは日本人です。
この時、英語で話しますか?母国語の日本語でめっちゃ盛り上がりますか?
英語で話すという場合、私たちはオージーの旦那さんのことを尊敬していることになります。
日本語で話す場合は、もはや無視に近いです。
だってその旦那さんは日本語がわからないので。(日本語がわかるなら別の話)
それと同じことがインド人のお客さんと同僚の私の間で起きたんです。
私には言語がわからない側で。
オーストラリアに限らず、海外に住んでいる人たちにとっては同じようなことが多かれ少なかれあると思うんですよね。
職場で日本人と話すときは日本語だけど、という人、近くにいる人に対して尊敬するという意味でも日本語がわからない人がいるときは英語を使って話すのがマナーとだ思うのです。
今の職場にはギリシャ語を話すスタッフが数名、ベトナム語を話すスタッフが数名います。
でも職場内ではみんな誰に対しても英語を使っています。
(たまにお客さんに対してはその人の国の言葉を使っていますが)
Mutual respect という言葉をご存知ですか?
これは語学学校の先生と生徒の間であった約束です。
お互いを尊重し合う。という言葉です。
英語圏では共通言語である英語を話すことも立派な尊敬になります。
韓国人と日本人が同じクラスにいて英語が共通言語なら英語を話すのがMutual respect 。
先生と生徒、先輩と後輩、お客さんと店員、目上の人と若い人とか、お互いに尊重し合う事がどんなリレーションシップでも大切ですよね。
そういうわけで英語圏では英語を話そう!という話でした。