100%オーストラリア

30代で海外移住し現在アラフォーの著者が将来は時間やお金の制限のないライフスタイルを持つ事を目標にオーストラリアでのライフスタイルを綴っています。

子供に考えさせる機会を与える教育 オーストラリア

美容室で面白いと思ったことをシェアします。

f:id:behappie:20200917170416j:plain

 

美容室で見た欧米とアジアの教育の違い

オーストラリアのママ(パパ)たちは美容師さんに髪の毛を切ってもらった後に必ず子供に聞くことがあります。

2歳くらいから5歳、6歳くらいまでの子供たちです。

 

なんだと思いますか?

 

「What do you say?」

「なんていうの?」

 

私の働く美容室では子供が髪の毛を切った後にはアメをプレゼントしています。

この時も親は同じように聞きます。

このように、この状況ではなんと言うのかを子供に考えさせているのです。

 

私は日本とはちょっと違うなと思って聞いていました。

 

日本のお母さんやお父さんって同じ状況になったら

「ありがとうは?」

って子供に言いませんか?

(全員が全員そうだというわけではありませんが。)

 

オーストラリアでは「子供に考えさせる教育。」

日本では「子供に覚えさせる教育。」

子供の頃からすでに考え方の違いってあるんですよね。

大人になったら顕著にそれが出ます。

 

「Because?」「なぜ?どうして?」は英語圏では大切な思考プロセス

これから話すときは私がオーストラリアで通っていた語学学校での出来事です。

私は学校で当時のシェアメイトの話をしていました。

彼は私からみると、変わり者でちょっと天邪鬼なところのあって何を考えているのかわからないような人でした。

その彼のことを

「He is crazy.」「彼は変な人なの」

といったのです。

先生はすぐに

「Because?」

と私にその説明をしてくれと促してきました。

私の中では「He is crazy.」は私が思う彼の全てをうまく説明した完璧な一言だと思っていたので、その後になんと言ったらいいのか、わからなかったんですよね。

 

日本語で日本人の友達が「彼はちょっと変な人なんだ。」

と言ったら、「ああそうなんだ。」で終わらせてしまいませんか?

どんなところが?なんで?どんな風に?どんな場面で?とか質問をしないと思うのです。

だから「なぜ?」とうことを考えなくなるんですよね。

私はそれを海外に住んで初めて気づきました。

 

オーストラリアと日本の美容室でのお客さんの違い

オーストラリアに来て美容室で働き出してしばらくした頃、お客様にも顕著な違いがあるなと言うことに気づきました。

今日はどんな髪型にしますか?と質問したときのこと。

オーストラリアのお客さん(男性)「No.3 on the side and back and trim on the top.」

「横と後ろは3番でトップは少し短くして。」

オーストラリアのお客さん(女性)「Just trim all over,plese? abou an inch or maybe 2 inches?」

「全体を少し揃えてくだい。2.5cmくらいカット、多分5cmくらいかな。」

非常にシンプル。

 

同じ質問を日本人のお客さん(女性)にすると

「う〜ん。伸ばそうか切ろうか迷ってて〜。どうしたらいいですかね?でもまとめられなくなると困るし、前髪もいま伸びて来ちゃって、長いほうが楽なんですけど今すごく邪魔なんですよね。。。」

複雑な回答です。

 

何がしたいのか自分でもわかっていないけれど、とりあえず何かをしたいから美容室に来ました。という方が結構いらっしゃるのです。

美容師さんに決めてもらおう!というかた、多いのではないでしょうか?

 

確かに美容師は色々な面からアドバイスをすることができますが、結局それをするかしないかを選ぶのはお客さん次第なんですよね。

あなたも自分のことを他人任せにしていることってないですか?

そういう私も実はまだまだあります。

 

もし英語でコミュニケーションをとる機会があるのなら、もう少し自分の考えに踏み込んで何を言いたいのかを考えてみるといいかもしれません。

 

なぜ?と質問すると会話が続くようになる

なぜ?と自問できるようになると会話がもっと弾みます。

例えば、友達が髪の毛を切りました。あなたは

「なんか雰囲気が違うね!」

と言ったとします。

気づいただけでもよしとする日本、日本的コミュニケーションだったら合格です。(笑)

オーストラリアでは違って

「それっていいの?それとも悪いの?」

と突っ込まれます。

海外では

「髪の毛切ったんだ!より若く見えるしすごく似合ってて、いい感じだね。私はその髪型好きだよ。」

なぜあなたはその髪型がいいと思ったのか?

なぜ似合ってると思ったのか?

そこまで言えたらコミュニケーション的に合格です。(笑)

そしてその友達もたくさんの似合う根拠を聞いたら嬉しいでしょう。

人は褒められると嬉しいので美容室のことについてもっと話してくれるかもしれないし、どうして髪型変えたのかも話してくれるかもしれません。

 

まとめ

小さい頃から考える教育を受けていると大人になって大きな差が出る。

(自分の意見が言える)

自分で考える習慣を少しずつ作って行く。

どうしてそう感じたのか?自問して行くと会話が続くようになる。

自分のこともわかるようになる。