海外に移住し、オーストラリアのゴールドコーストに人生で二番目に長くすみました。
当時は、ゴールドコーストから離れたくない!という一心で実は色々なチャンスを失ってきました。
仕事もビザも結婚も新しい冒険も成長する機会も。
今思うと、その時は夜も眠れないくらい毎日悩んで、色んな人に相談して何年も同じような状況から抜け出せずにいたなとおもいます。
本当はもっと大きな世界があって、若いうちにもっと色々な体験ができる可能性があったのに何であんなに意地をはっていたんだろうと思います。
ゴールドコーストが好きな場所であることには違いないのですが、もうちょっと柔軟に考えることができていたら。と少し後悔する時もあります。
結局、あれだけ執着していたゴールドコーストを離れシドニーという都会に引っ越してきて気付いたことは、なんであんなに執着していたんだろう?今の方がもっと自由に色んなことに挑戦できているなということ。
実はシドニーに来てたくさんの友達に出会ったかというとほとんどいません。
気の合う友人は一人。
仕事も今の場所でこの先10年働きたいかどうかと聞かれたらイエスではないかな。
今住んでいる家もすごく好きかと言ったら、もっと景色もいい場所にすみたいと思うし、
そうなんです。
だから執着が全くないんですよね。
執着がないから、冒険してもいいと思えるんです。
仕事だってまた見つけられるし、家だってもっとすできな場所に移動できる。
ゴールドコーストからシドニーに来たときのように、州をまたいでまた引越したっていいとも思えます。
一度執着から離れたら、すごく楽になりました。
執着はそれを手放したくないために、頑なに小さく縮こまってしまうんですね。
手放したら成長できるし、今まであんな小さなところでもがいていたんだと思うと勿体無かったなと思います。
その時は辛いけれど、手放した後のスペースにはもっと素晴らしいものが入ってくると言いますが、本当にそうだなと感じています。
もし、執着して立ち止まってしまっている人がいたら、その先にはもっとすばらしいものが待っているということを忘れないでほしいなと心から思います。