オーストラリアの高校の卒業式が各地で行われているようです。
普段はあんまり美容室に行かない学生も、親に連れられてカットしにやってきます。
毎年この時期、ゴールドコーストではその年に高校を卒業した学生たちが一斉にやってくるスクーリーズというイベントがあります。
ゴールドコーストは夏が始まりとてもいい時期なのですが、この時ばかりは国内旅行者が一気に減ります。
来店するお客さんにスクールフォーマルの話を聞くとなんだか懐かしい気持ちになります。
今日はその卒業生を担当している先生も来店されました。
彼のクラスには中国、レバノン、イラク、イタリア、オーストラリアなど様々な国のバックグラウンドをもつ生徒がいるそうです。
彼らはカルチャー関係なくみんなうまくやっていて、とてもいいクラスだったからきっとさみしくなるだろうと言っていました。
そういえばゴールドコーストとシドニーでは「アシア人」の扱われ方がだいぶ違います。
そこで私がゴールドコーストで受けた「扱い」の話をすると、そんなことが起こって残念ですね。と行ってくれました。
ゴールドコーストに住んでいた頃、すれ違いざまに突然大きな声を出されて脅かされたり、ハイライズアパートメントの下を歩いていると水風船が落ちてきたり、道を歩いていただけで車から「自分の国に帰れ」など、いわゆる差別的な扱いを受けることが何度かありました。
そんなもんか、と暮らしている慣れてくるのですが、シドニーに住んで2年、一切そういう体験をしたことがないんですよね。
その学校の先生も、ゴールドコーストではまだ白豪主義が残っているのかもね。なんていう話をしていました。
シドニーきて、本当にたくさんの人種の人たちがいることにびっくりします。
モンゴル人、インドネシア人、ベトナム人、パプアニューギニア人、フィジー人、イタリア人、フランス人、ギリシャ人、アフリカ人、レバノン人、インド人や中国人。
今の職場でも7カ国の人が働いています。
それぞれがそれぞれをレスペクトしているので「差別」を感じることはありません。
すれ違い様に大声を出されて脅かされることもないし、国に帰れと叫ばれることもありません。
そういう意味では都会はアジア人にとってすみやすいですね。