私が働くお店では、昨年末にカットなどのサービス料が値上がりしました。
と言っても2ドルほど。
普通に生活していても電化やガス、水道、または家賃やガソリンなどいろんなものが年々値上がりしています。
オーストラリアで売っている寿司ロールでさえも、10年前は$2.8だったのに今では$3.8は当たり前、$4.3の寿司ロールさえもあります。
日本の太巻きのハーフサイズです。
どんどん値上がりばかり、お給料は去年から比べると時給で$1上がったか上がらないかくらい。
値下がりするものはほとんどないのです。
わたし達のお客さんのなかには年金を受給して来店される方も多く、その中の一人のお客さんが今日「カット代($26)が高い!」とクレームしてきました。
最近ではあんまりそう言って機嫌が悪くなるような人がいなかったので、この金額でも高いと感じる人がいることを改めて感じたのです。
その方が現役で働いていた頃の物価と比べるとかなり上がっているはずです。
もし、いまでも困らないほどの収入があるか貯蓄があって3ヶ月に一回の散髪を、誰かにお金を払ってしてもらうことはそれほどお財布にきつくはない、と私は思っています。
私が美容師ということもあるし、価値をどこに置くかでも違ってくるとは思いますが。
でも、今の生活にいっぱいいっぱいで週ごとの支払いに追われると、お給料が入らないから今日のコーヒーが買えないということになりかねません。(実際にそうゆう方にも会いました。)
この生活をいつまで続けても支払い日は変わらずやってくるし、毎年少しずつくる値上がりに対して文句を言い続けるのかもしれません。
そんなことを考えていたら、やっぱり収入源が一つしかないことは、かなり不安な事だらけだと思いました。
いつその仕事がなくなるかも分からない。
やはり投資してお金を増やすことを考えなければこの先年金だけを頼りにはできないなと。
こんなに流行っているコロナにもインフルエンザにもかかった事がないくらい、健康な私はおそらく長生きしてしまうと思うのです。
子供がいないので老後もきっと当てに出来る人はいませんし、いたとしても頼ることは無いと思います。
となると、今の仕事だけではちょっと不安だなと。
今日カット代が高いと言われたことで、自分のリタイア後の事を考えるきっかけになったのはある意味よかったです。
会社からもらうお金以外に自分でも作り出せる方法を身につけなければいけませんね。
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