日本人は言わなくても分かってくれる、日本語は察する言語、非言語コミュニケーションが多いといわれています。
証拠に褒められても「ありがとう」ではなく謙遜して、言ってくれた相手がお世辞を言っているんだ、と捉えることがありますよね。
シンプルに素直じゃない。
最近ではそう言ったお褒めの言葉は相手に対して失礼なので素直にうけとりましょうね、と言われていたりします。
まあ、そんな周りくどいコミュニケーションは日本人だけがするものだと思っていたのです。
が、ある時オージーも素直じゃないな、と思う出来事がありました。
職場に誕生日のスタッフがいました。
わたし達はこっそり誕生日ケーキを用意したのです。
その人の行動パターンから、当日はそのケーキを食べないだろうと予測して家に持ち帰り家族で分けて食べるのを想定して中くらいサイズのチョコレートケーキを買いました。
彼女は私たちにも少し味見させてくれるためにケーキを小さくカットしてくれたのです。
チビっと味見程度。
わたしもランチを食べた後だったのでちょうど良かったのです。
翌日、その誕生日を迎えたスタッフは休日でいなかったのですが、ケーキを一緒に買ったスタッフがこう言いました。
「ちょっと昨日のケーキの話だけど、私が帰った後にもう少しケーキ分けてくれた?あの大きさのケーキをあげたのに分けてくれた量、なんかけちすぎない?」
たぶん20センチ以上ある大きさのケーキで、私たちが味見させてもらった量は時計で言うなら1分半から2分程度の幅の量、きちんとピースに分けられているわけでもなくいわゆる微妙な量だったのです。
私からすればケーキはあげたものだからその後はその人の自由ではあるのですが、もう1人のひとは納得いっている感じではありませんでした。
「なんだ、オージーだって空気読んで欲しい時あるんじゃん」とわたしは変に仲間意識を持ったのでした。
もうちょっと分けてーって言えたら人生楽なんでしょうけど。
人って面白い生き物ですよね。
やってる事と言ってる事が違うことは本当によくあります。
私はけっこう空気が読めると思っていますが、もしわたしが誕生日のスタッフの立場だったら、どんな対応をしていただろうか?
たぶんシェアしただろうな。
(一人でケーキ全部食べるのは不健康過ぎます…)
空気が読めるのでね。笑