初めてオーストラリアでカットをしたのは語学学校の生徒に。
美容師さんが語学学校にいると重宝されます。
でも毎日仕事があるわけではないのできちんとお仕事をしなければいけません。
ということでオーストラリアで初めて働いたお店は日系の美容室でした。
にっけいなので日本人もたくさん、そこで育った日本人でバイリンガルのお客さんもたくさんきていて、どちらかというと台湾などのアジア系のお客さんもいらっしゃいました。
もちろん英語を使うことになるのですが、ここで問題がいくつか発生したのです。
日本語の接客用語、接客をそっくりそのまま使わない、しない
美容室によっても接客の仕方が若干変わることがありますね。
オーストラリアと日本の美容室でもやはり違いは幾つかありました。
荷物を預かったり、シャンプー中にかゆいところを聞いたりしなかったです。
まずお客さんは荷物は自分の好きなところに置いていました。
逆に荷物を預かって知らない場所に持っていかれることの方が怖いですね。
(私が以前勤めていた美容室ではお客さんの荷物を受付の裏で預かっていました。今考えると日本だからできたことで、海外ではよほど信頼関係のある場所以外ではおそらくしないでしょう。)
上着も待合にポンと置いてあったりします。
シャンプー中にお湯の温度は聞いたとしてもかゆいところがあるかどうか?は聞きません。
なぜならシャンプーは日本ほどリラクゼーションに重点を置いてにいないから。
ガシガシ洗われるのが好きな人はリクエストしてきますし、かゆところがあれば3回でも洗わされます。
もちろんシャンプーしてあげたら喜んでくれるのですが、時間を書けないのがオーストラリアです。
英語で日本と全く同じ接客をするというよりは、オーストラリアやそのお店にあった接客を見て覚えるのが早いですね。
日本のように、全てに対してこうしてください、ああしてくださいと指示を出してしまうとお客さんに堅苦しく感じさせてしまうかもしれません。
同僚の接客用語を盗む、YouTubeで関連の動画を見て覚える
初めて接客した時はそれなりに接客用語を準備をしていました。
こんにちは。
今日はどんな髪型にしますか?
シャンプーはしますか?
こんな感じに仕上がりましたが、長さは良いですか?
など。
それ以外はきっと経験でうまく英語が話せなくても行動できると思うのですが、何から話していいのか分からない時はある程度準備しておきます。
2個目に働いたお店は韓国人と一緒でした。
はじめは慣れない接客用語を言うのに口が回らなくてうまく言えないことがあります。
同僚の韓国人の女の子は誰もいない時にとにかく口に出して言葉に慣れた、と言っていました。
実はこれ、私も苦労したのです。
毎日一人でぶつぶつ言って慣らしていきました。
同僚が英語話者ではない場合、
自分が使いたい接客用語や覚えたい接客用語は関係のあるYouTubeを見てもピックアップすることができます。
これなら実際に使われている自然な英語を覚えることができるので練習になりますね。