わたしはわたしの母が26歳の時に生まれました。
わたしが26歳の時はまだまだ結婚なんて考えることすらできていなかったので、母がどんな気持ちてお嫁にきて、他人であるわたしの祖父母と一緒にすんでいたのか全くわかりません。
なんだかんだ言ってオーストラリアに来るまでわたしは両親と同居していたため、自立して生活をするのがどれほど大変かすらも実感していませんでした。
オーストラリアではとにかく自分が稼がないと誰もたすけてくれない。
学費も家賃も、車の費用や保険、税金も全部、自分の責任で働いて払っていかなければならなくなったときにはじめて両親の気持ちが少しわかったような気がしました。
さらに小さな子供の保育費や養育費、習い事代も払っていかなければならないし、生活費だって1人や2人分ではないので、無駄遣いなんてできませんよね。
だから正直、子供がいないわたしには100%親の気持ちはわかりません。
母と同世代のお客さんと関わっていると、たまに母がそこにいるような気持ちになって込み上げてくる気持ちがあるのです。
彼女達から話を聞くだけでも少しは母の気持ちに近づける気がします。
(そんなはなしをしていたらまた日本に帰りたい病になってきました。)